■お知らせ
2025-01-31 10:25:00
講 師 : 廣田 侑亮 氏
TOTO株式会社 特販本部商品技術課
演 題 : トイレの起源から最新のレストルームを考える
1914年、製陶研究所(後の東洋陶器株式会社?現TOTO株式会社)が
国産初となる陶器製の腰掛式水洗便器の試験販売に乗り出してから110年の
月日が流れました。それよりはるか昔、古代スメール文化の中心地メソポタミヤ
地方のユーフラテス河下流にあったバビロニアの古都ウル、または、その近くの
テル・アルマルの発掘で、今から4,000年前(BC2100)に既に便所があったこと
が分かりました。しかもそれは水洗式のものでした。
現代、パブリックトイレはただ排泄をする場所ではなく、身だしなみを整える、
あるいは、気持ちをリフレッシュする等、多様なニーズに応える空間として重要な
役割を担っていることについて、考察していきたいと思います。