■お知らせ
2023-10-31 09:28:00
講 師 : 陣内 秀信 氏
建築史家
演 題 : 水の都市空間一ヴェネツィアと日本橋界隈
水都東京の中央を流れる日本橋川の周辺は、江戸時代ばかりか、
近代になっても明治以後、戦後しばらくの時期まで、舟運も活発で、
水辺には重要な建物、施設、広場が作られ、この大都市の重要な顔の
役割を果たした。江戸の浮世絵に始まり、震災復興の写真集など、
その水辺は幾度も描かれ、撮影されてきた。
世界の水都のヴェネツィアとも二重写しにイメージされ、そのカナル
グランデに見立てられてもきた。ヴェネツィアと比較しながら、
日本橋の周辺の歴史をたどり、その場所の役割、意味を再考する。
その上で、今後の水都再生へのビジョンも語ってみたい。