■お知らせ
2017-08-01 12:51:00
演題 : 江戸日本橋の火事と効果的な対策
講師 : 由井常彦 氏 (公益財団法人三井文庫 常務理事文庫長)
「火事と喧嘩は江戸の華」といわれたように、
日本橋の「橋」は七回も焼失するほど江戸の下町は火事にみまわれました。
しかし、経験と学習の結果、江戸中期以後は、町々の火消制度のほか、
各店ごとに効果的な対策(準備・情報伝達・防火・リスク分散・蔵・
穴蔵・退避・復旧)が発達し、被害を最小限にとどめるようになりました。
二百年間にわたる日本橋白木屋の史料等にもとづいて
火事にまつわる興味あるお話をします。