■お知らせ
2024-11-29 15:58:00
講師 大内 尉義 氏
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 顧問
演題 生活習慣/生活習慣病と認知症
生活習慣/生活習慣病が認知症(血管性認知症およびアルツハイマー病)の発症、
進展に関与することが示唆され、注目されている。
近年の疫学調査によれば、魚肉や緑黄色野菜の摂取(地中海食、和食)、
ビタミンC、Eの摂取、食品の多様性、また適度な運動や読書、
チェスなどの知的パフォーマンスが認知症を防ぐこと、
逆にビタミンDの摂取不足が認知症発症のリスクになることも報告されている。
また、生活習慣の改善、特に魚肉や野菜の摂取を増加させた食事や、
歩行など適度な運動により、認知機能の低下が抑制されたとする
研究も報告されている。
生活習慣の改善により、認知症、特にアルツハイマー病の発症
あるいは進展を予防することができれば、その意義はきわめて大きい。